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#38/ Co-Liftのカルチャーについて考えてみた

本コンテンツは、「Nodebaseのコンテンツになりそうな雑談」というテーマでNodebaseチームで雑談をした回の文字起こしです。雑談なので、細かい内容の検証等はしていません。内容に間違いがある可能性はありますので、その辺りご容赦ください。

今回は、珍しく自分たちの会社のことについて話してみる回、社長と社員の会話録です。

カンタ : たまには会社のことについてちゃんと話してみようかと思うんだけど。

バルカナ : え、急にどうしたんですか?

カンタ : いや、9/27にプレスリリースも出したんだけど、Co-Liftが共同出資する形で設立した株式会社Wellnizeという会社と、株式会社明治が資本提携をして、これからWellnizeという会社の採用とか組織づくりをしていくんだけど


プレスリリース:PR TIMES「株式会社明治と資本提携契約を締結 - 株式会社Wellnize



バルカナ : はい

カンタ : これからどんどん採用とか進めていくんだけど、今立ち上げ時点では、WellnizeはCo-Liftからの出向者がメインで構成されていて、Co-Liftのカルチャーを色濃く受け継ぐ形になると思うんだよね。

バルカナ : そうでしょうね。

カンタ : でさ、Wellnizeが何やる会社なのかとかはWellnize側で発信していく情報見てもらえればわかると思うんだけど、どんな社風なのかみたいなことって外から見ると分かりにくいよね。

バルカナ : 確かにそうかも。

カンタ : うちはアットホームな会社です!みたいなことを会社主語で語ってもアレだし

バルカナ : そもそも、アットホームからはかけ離れてますけどね。

サキ : 笑

カンタ : んで、Wellnizeとしてどうしていきたいかみたいなことは、Wellnizeの発信の中で語るとして、とりあえず現在地点として、Co-Liftがどういう会社なのかは一回言語化して構造化しておいてもいいんだろうなと思った。

バルカナ : そういう話、社内でも全くしてこなかったですしね。

サキ : 改めて言葉にしてみるのは面白いかもしれないですね。

カンタ : でさ、現役社員の2人から見てCo-Liftってどういう会社に見えてます?あ、別に無理に良い風に言おうとしなくていいですよ。笑

サキ : ざっくりした印象だと「さっぱりした会社」だなと思ってます。面倒くさいことがあまりないですよね。

カンタ : 面倒くさいことって例えば?

サキ : なんだろう。誰かに何かを共有するときに、ここまで気を回さないと変な感じになるかもみたいな不安があまりないとか。

カンタ : それってもう少し分解するとどういうことです?

サキ : んー。なんだろう。皆仕事の能力が高くてすぐ分かってくれるみたいなスキル的なものもありますし、一緒に仕事してる人の人間性みたいな面もあるとは思いますね。

バルカナ : 面倒くさくないという話で言うと、なんかそれぞれの役割が分かりやすいというか、お互いここはこの人に渡していいみたいなのが分かりやすいから働きやすいなとは思ってます。

カンタ : 役割が明確で、自分の役割にフォーカス出来るみたいな感じ?

バルカナ : そうですね

サキ : かと言って別にギスギスしてたり殺伐としてるわけでもないですよね。皆さん優しいというか。

カンタ : フレンドリーではあるよね。多分。

サキ : そうですね。あと、ちゃんとお互いにリスペクトしてる感じはあるなと思います。

カンタ : かといってベタベタしてる感じではないよね。

バルカナ : さっぱりはしてますね。

サキ : あ、あと、子育てしながら働きやすいというのは結構大きい特徴だと思います。

バルカナ : あー、それは大きいですね。

カンタ : どういうとこでそう感じます?

バルカナ : 一番大きいのはトップのカンタさんと定金さんがちゃんと子育てしてて、普通に子育ての用事で休んだりすることかなと思います。

カンタ : へー、そういうの大事なんだ。

バルカナ : 大事だと思います。お迎えあるから17時以降ミーティング入れないとか、お熱でお迎え行くとか普通に言ってもらえると、自分も言いやすいというのは結構ありますね。

サキ : それは本当にそうですね。会社のトップがすごく家庭を大切にしてるというのはすごくやりやすいですね。

カンタ : なるほど。あまり意識してなかったけどそういう効果があるのか。

バルカナ : あと長時間労働が前提になってる感じがないとかも助かりますね。

サキ : それでいうと前に働いてた会社とかだと、子育てしてる人とそうでない人で活動時間が全然違う感じになっちゃうのでどうしても壁を感じてしまうみたいなことはありましたね。

バルカナ : あー。そうそう。子育てしててもしてなくても差を感じることなく一緒のステージで仕事している感はすごいあるなと思いますね。

カンタ : なるほど。まぁ仕事と子育てを両立しやすいです、とか今どき皆言ってるから特徴としては伝わりにくいだろうけどね。笑

バルカナ : 確かに。

カンタ : 経営側としてCo-Liftの文化についてどう思ってるかの話をすると

サキ : はい

カンタ : 良くも悪くも僕と定金のパーソナリティが反映されてるなとは思っていて、本質中心というか本質中毒みたいな感じだと思う。

バルカナ : あー、言わんとすることは分かる気がするけど、どういうことです?

カンタ : 自分たちが本質的でないと思うことに1秒も時間を使えない

サキ : 確かに、本質的であることを大事にされてますよね。

カンタ : 大事にしてるというより、性質としてそうであるから、そうでないことが出来ないみたいな感じ。お金もらってもできない。お風呂入らないと気持ち悪いみたいなそういう種類のやつ。

バルカナ : あー、そういうとこありますよね。

カンタ : 自分たちが目的とか意義を見出だせないことはやれないからやらない。

バルカナ : だから無駄な手続きとか全然ないですよね。

カンタ : その本質中毒みたいなところが中心にあって、その派生として、さっぱりしてる人が集まりがちとか、無駄な作業とか手続きがないとかそういうのが現象として生じてるんだと思う。意図してそうしてるというよりは。

サキ : なるほど。

カンタ : あと同じく本質中毒の派生として、結構プロフェッショナルチームであることみたいなのは求めてるかも。それは従業員にもだし経営同士でも。

バルカナ : というと?

カンタ : 目的を達成するための機能としての役割しか求めないみたいな。

サキ : それだけ聞くとものすごくドライな感じになりますね。笑

カンタ : 目的を達成するためにチームワークは必要だから、私は私の領分でやることやってるんであとどうなっても知りませんって人は、違うなとはなるよね。

バルカナ : あー。自分に求められる役割はきっちり果たすけど、目的の達成のために必要があればそこからはみ出してうまくいくように何とかするみたいな感じはありますよね。

カンタ : そうそう。だからベタベタ仲良くする必要はないけど、仲が悪いとチームワーク出来ないから、お互いにリスペクトを持って信頼関係を構築するとかは手段として求められるよねという感覚。

サキ : なるほど。

バルカナ : 前にいた会社は、仲良くすることが目的みたいなとこがちょっとあったのでその対比としてよくわかります。

カンタ : 仕事においてはお互いに機能的価値以外は求めないみたいな感じだよね。

サキ : 機能的価値以外求めないって結構パワーワードな気がするんですが、それだけ聞くとすごく冷たい会社に聞こえちゃうと思うんですけど、実際は子育てしやすいとかワークライフバランスが良好だったりするのが面白いですね。

カンタ : それも善い事としてやってるつもりは全くなくて、会社としての目的を達成するための手段でしかないかな。

バルカナ : そうなんですね。笑

カンタ : 自分たちのIT業界仕事の能力が高い人ってさ、別にどこにでも転職できるわけじゃん?

サキ : あー、まぁそうですね。

カンタ : 相場感に合った給料を払ってたとしてもさ、ネームバリューもない安定性もない福利厚生も大企業なんかに比べると全然ない、みたいな会社でそういう能力の高い人を採用してつなぎとめようと思ったら、皆のWell-being度を上げるくらいしかやれることないよね。

サキ : あー、なるほど。

カンタ : で、たまたま今のうちのフェーズとして、子育てしながら働く人が中心になっているから、子育てしやすい環境を作ることが合理的だよね。そうしないと結局、家庭を犠牲にして仕事をするみたいな状況になったらすぐ皆いなくなるでしょ。笑

バルカナ : たしかに。笑

カンタ : 自分が子育てしてるというのもあるけど、会社のフェーズとしても、プレイヤーとしても自律的に動けるし、必要になったらリーダーシップも発揮できるみたいなキャリア中盤の人が活躍しやすいところにいるから、子育て世代が多いというのも別に偶然ではないよね。

サキ : なるほど。

カンタ : これがもう少し組織が大きくなって、もっとシニアな人が増えたら介護とか、逆にジュニアな人が増えたらスキル育成とかキャリア開発とか婚活とか、そういう所にも力を入れていくんじゃないかな。

バルカナ : 婚活。笑

カンタ : でさ、子育てしやすい環境って経営から見ると投資対効果がかなり良いんだよね。

バルカナ : そうなんですか?意外

カンタ : 金銭的にはベビーシッター補助とかファミリーサポート休暇みたいなとこくらいで、あとは労働時間柔軟になるとか長時間労働がなくなるくらいだよね。

サキ : 言われてみるとそうですね。

カンタ : で、自分たちの仕事の性質的に、労働時間とパフォーマンスが正比例はしないよね。8時間の労働のパフォーマンスが1時間の8倍ってことは特にないよね。

バルカナ : そうですね。

カンタ : しかも長時間労働とか家庭を犠牲にした働き方をすると労働時間当たりパフォーマンス下がるよね。

サキ : そうですね。色々気になったりストレス溜まった状態だと効率が下がると思います。

カンタ : ということは、長時間労働を強いてもさして会社のパフォーマンスは上がらないし、何なら多分落ちるんだよね。

バルカナ : ほう

カンタ : あと送迎とか通院とか保護者面談とかでちょっと抜けたりするのも、年間通してみたら大した数じゃないし、みんなプロフェッショナルとして常識的な業務調整をしてくれるから、誰がいつ働いてるかなんてほぼ気にする必要ないよね。

サキ : たしかに。

カンタ :  そうするとさ、子育てしながら働きやすいことによる会社観点でのデメリットって実は全然なくて、コストもほとんどかかってない。それなのに他の会社よりも子育てしやすいと感じてもらえればWell-being度が上がっていてもらえるわけでしょ。

バルカナ : そう聞くといいことづくめですね。

カンタ : ただこれって、プロフェッショナルのモラルが大前提にないと成立しないんだよね。

サキ : ほう。

カンタ : 一人でもフリーライドして、成果が出なくてもサボるみたいな発想をする人が混じる一瞬で崩壊するからね。

バルカナ : あー。

カンタ : プロフェッショナルとしての信頼を前提とした柔軟性だから、モラルハザードにはかなり脆弱な設計にはなってる。

サキ : 前に話してた信じるリスクと疑うコスト(リンク)みたいな話ですね

カンタ : まさに。

サキ : Wellnizeではどうしていきたいとかあるんですか?

カンタ : スタート地点としては、自分と定金さん、あとゲキジョウの石田さんも似たような価値観だから、多分同じようなさっぱりした会社になるんだと思う。現時点ではうちからの出向メンバー中心に構成されてるし。

バルカナ : 意図して作ってるというより、そうなっちゃってるみたいな話ですしね。

カンタ : ただWellnizeは複数の株主もいて、これからは社員採用も進めていくから徐々にWellnizeらしさみたいなものが出来ていくとは思う。その中で、ぶらしたくないものみたいなのはあるはあるんだけど、それはWellnizeとして語る場で話そうかな。

バルカナ : それが良さそうですね。

サキ : 自分が働いてるCo-Liftという会社の文化についてこうやってちゃんと振り返ったことがなかったので、改めて考えてみると面白かったです。

バルカナ : さっぱり冷酷みたいな感じで伝わってないことを祈ります。笑

カンタ : まぁそれならそれでもいいかな。

バルカナ : いいんだ。笑


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