Nodebase - メタ思考を加速する
Nodebaseとは
Nodebaseは、テキストから簡単にダイアグラムを作成し、テキストとダイアグラムの要素(ノード)との関係性を簡単に参照出来る新しいドキュメンテーションツールです。
Nodebaseのドキュメントの左側にはテキスト、右側にはダイアグラムが配置されています。ダイアグラムの要素であるノードと、参照元のテキストは関連付けられているため、ダイアグラムを参照することでテキストの論理構造を容易に把握することが出来ます。
ノードは、テキストを右側のダイアグラムエリアにドラッグ・アンド・ドロップるだけで簡単に作成でき、あとはノードとノードの間をつなぐだけでダイアグラムを簡単に作成することが出来ます。
Nodebaseはテキストの論理構造をダイアグラムによって容易に可視化し、相互参照可能にすることで、素早く・深い「理解」を促す事を目指しています。
Nodebaseが解決したい課題
私たちの社会にある問題を解決したり、互いに協力して何かを創造したりするためには、目に見える表層的な事象ではなく、その奥にある「本質」に目を向け、本質への深い理解と、その理解に基づいた具体的なアクションを取り続けることが必要不可欠です。
物事への「本質的な理解」を得るということは、私たちの目の前にある具体的な事象を抽象化(メタ思考)し、普遍性のあるパターン(構造)を発見することであると私たちは考えています。
そのためには、「構造」に関する仮説を立て、具体的な事象を持ってその仮説の普遍性を検証し、その結果から仮説を修正し、また具体的に検証し、といった仮説検証を日々繰り返すことが最も重要だと考えています。
Nodebaseは、こうした物事の本質を捉えるための「メタ思考」を支援するソリューションを提供し、建設的な議論を生み、問題解決や新しい価値創造に貢献することを志しています。
本質的な理解を阻む壁
現在、世の中にある多くの知はテキストという形で表現されています。ところが、テキストを読解し表現された知を受け取ることは必ずしも容易ではありません。
テキストを理解するためには、書かれている単語を読み取り、単語と単語・単語と文章・文章と文章の間にある論理的な関係性を把握し、そこから意味合いを抽出するという複雑な処理が必要とされます。
Nodebaseでは特に、論理的な関係性の把握をサポートするための「可視化」に重点を置いています。
論理構造を可視化するダイアグラム
私たちは、テキストの論理構造を可視化する手段としてダイアグラムという手段が最適なのではないかという仮説に基づいてNodebaseを構築しました。
デザインツールやプレゼンテーションツールのような世の中にある現状の可視化ソリューションでは、可視化された表現を作るに際して、「美しく見せること」に多くの時間を費やす必要があります。
また、読む際にも、可視化された表現はテキストに比して解釈の余地が大きいため、誤読を防ぐためには、結局、テキストや口頭による説明が必要となる事が多くあります。
Nodebaseは、テキストの論理構造を可視化することに特化することで、表現に思考を妨げられないユーザ体験を提供することを目指しています。また、元のテキストとダイアグラムとの間を容易に往来出来ることによって、具体的な言語と抽象的な構造の往来を可能にし、正確さと分かりやすさのトレードオフ問題の解消を目指します。
Nodebaseの現状
Nodebaseは、物事の本質的な理解を容易にしたいという目的と、テキストからダイアグラムを容易に作成しその関係性を容易に参照出来るというソリューション仮説に基づいて開発されました。
しかしまだ、具体的な現実の問題解決には至っていません。それは、実際にユーザに利用され、私たちのソリューション仮説を検証し、これからの改善を重ねることで初めて実現されるものだと考えています。
私たちは、Nodebaseを実際に利用いただき、フィードバックをしていただき、サービスを共に育てていただけるパートナーを募集しています。